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駿河の下駄  

  静岡には昔からすぐれた漆職人がおり、その漆塗りの技法を下駄に応用したいわゆる
「塗下駄」が作られてきました。駿河漆器の特徴であるさまざまな変り塗りや蒔絵など
を施し、静岡といえば塗下駄といわれるほどにまで発展してきました。
しかし、時代の変化とともに下駄そのものの需要が減り、塗下駄の生産も減少しまし
たが、現在においても伝統的な技術を生かしながら、生活様式にあわせた新商品の
開発努力が下駄職人の方々によりなされています。

(履物としての下駄)
  現代では、日々靴での生活が当たり前になってしまい、足の形や健康にも何らかの悪影響が目立つようになりました。下駄は
素足ではくことと親指と人差し指で鼻緒をはさむことにより、つぼが刺激され健康に良いといわれています。靴の生活に慣れてしま
った人には、下駄というと履きにくい印象があると思われますが、足になじむまで履くことにより、縮んだ足の指先が自然に開くよう
になり、また歩くときにかかとを上げるためアキレス腱も鍛えられてきます。日本独特の履物である「下駄」の感触をぜひ一度試し
てみてはいかがでしょうか。


(下駄の型)
 下駄の型は大きく分けて歯のあるものと草履型に分けられます。歯ものでは女物が「芳町」や「日光」、男物が「大角」など、
草履型では「右近」などと呼ばれるものがあります。形状や表の塗り、蒔絵などの装飾等細かくわけるとさらに数十種類に
なりそれぞれに名前があります。(呼び方は地方により異なります)



「大角」(男物) 「男右近」焼加工(男物)

「芳町」塗蒔絵付(女物) 「右近」塗蒔絵付(女物)



《さまざまな塗下駄》
伝統的な市松柄の駿河塗下駄 華やかな富士の蒔絵が描かれた
漆塗の下駄
ユニークな絵が描かれた創作下駄

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